分析 4 22, 2026

2,500ドルの迎撃ドローンが400万ドルのミサイルを代替する——テラドローン(278A)が今一番面白い理由

テラドローン(TSE:278A)の迎撃ドローン「Terra A1」がウクライナで実戦配備を開始した。シャヘド型ドローン迎撃に特化した2,500ドルの機体が、400万ドルのパトリオットミサイルの代替として湾岸諸国やNATOの注目を集めている。赤字成長株ながら、今が最も旬な防衛銘柄かもしれない。

分析 4 21, 2026

SUBARUの「隠れ防衛株」——中島飛行機のDNAから第6世代戦闘機の僚機ドローンへ

SUBARU(TSE:7270)はPBR0.67倍、配当利回り4.5%——苦境の自動車メーカーとして評価されている。しかしその内側には、中島飛行機から続く100年以上の航空技術のDNAと、防衛装備庁に最新ドローンを納入したばかりの実力がある。5月15日の決算発表が再評価のきっかけになるかもしれない。

分析 4 14, 2026

【第3回】誰が割を食うのか——庶民・中小企業・新興企業の35年

消費税は逆進税だ。所得が低いほど負担率が高く、輸出企業のように還付もない。この35年間、大企業が三重の恩恵を享受する一方で、実質賃金は横ばい、開業率は先進国最低水準に沈んだ。「緊急避難」として設計された制度が既得権益として生き残るとき、そのコストは常に弱い側が払う。

分析 4 14, 2026

【第2回】輸出大企業は2.7兆円の補助金を受け取りながら、なぜ日本を捨てるのか

消費税の輸出還付制度により、年間6.6兆円(国税庁)の消費税が企業に還付されている。その恩恵を最も受けるのは自動車・電機の輸出大企業だ。円安による空前の利益、消費税還付、法人税減税——三重の恩恵を受けながら、同じ企業群が国内投資を絞り海外に資金を流し続けている。

分析 4 02, 2026

衛星通信の夢 #04 — 誰が宇宙の勝者になるのか

衛星通信市場の覇権争いは「インフラを握った者が総取り」という構図で進んでいる。SpaceXが電波通信で先行する中、ロケット打ち上げ・光通信・デブリ除去・月面通信で日本企業が独自のポジションを確立できるかが問われている。

分析 3 15, 2026

クミアイ化学工業——食料安保不安が追い風になる農薬ビジネスの構造

クミアイ化学工業(TSE:4996)はQ1 FY2026に売上高+7.7%の467億円、営業利益+24.5%の49.9億円、営業利益率10.7%を記録した。売上の3倍を超えるペースで利益が伸びる背景には、高収益製品へのミックスシフトがある。食料安保への関心が高まる市場環境が、農薬ビジネスに追い風を与えている。

分析 3 15, 2026

トリケミカル研究所——AIインフラ建設を支える「見えない化学」

トリケミカル研究所(TSE:4369)はQ3累計で売上高+26.3%の239億円、営業利益+12.3%の59.0億円、営業利益率24.7%を記録した。半導体ファブが必要とする超高純度の化学前駆体を製造する会社で、AIインフラブームの上流に構造的に位置する。GPUメーカーより存在感が薄いが、その恩恵は確実に届いている。

分析 3 15, 2026

鎌倉新書——「不景気でも需要が消えない市場」の正体

鎌倉新書(TSE:6184)はQ3累計で売上高+18.0%の83.4億円、営業利益+27.6%の11.6億円、営業利益率13.9%を記録した。事業の核心は終活プラットフォーム——葬儀・相続・空き家・PPP。日本で年間160万人が亡くなるという人口動態の確実性が、この会社のビジネスの床を形成している。

分析 3 15, 2026

神戸物産——食品物価が上がるほど強くなる小売モデルの逆説

神戸物産(TSE:3038)はQ1 FY2026に売上高+6.9%の1,416億円、営業利益+19.6%の109億円を記録した。経常利益・純利益は一時費用で大幅減となったが、本業は加速している。くら寿司がインフレに悩む一方で、業務スーパーがインフレを追い風にする構造的な違いを読み解く。

分析 3 15, 2026

三井ハイテックはEV企業ではない——電動化という工事現場の「配管工」という視点

三井ハイテック(TSE:6966)はQ3累計で純利益▲74.2%という数字を出した。しかしその内訳を分解すると、65.4億円の一時費用が大半を占める。本質的な問いはここではなく、BEVとHEVの「どちらが勝つか」に関係なく部品を供給できる構造と、原油価格という外部変数が、この先行投資を正当化するかどうかにある。

分析 3 15, 2026

ANYCOLORの40%利益率はVTuberの話ではない——「仮想の学校」という社会構造の話だ

ANYCOLOR(TSE:5032)はQ3累計で売上高+45.4%の420億円、営業利益率40.2%という突出した数字を記録した。しかしその「なぜ」を理解するには、「VTuber企業」というラベルの先にある社会的構造——ファンが消費者ではなく「クラスメート」として存在する仮想の学校——を見る必要がある。