項目 当期(百万円) 前期(百万円) 前期比
売上高 4,574 4,497 +1.7%
営業利益 319 252 +26.5%
経常利益 320 253 +26.2%
純利益 216 232 -7.0%
  • 営業利益率: 7.0%
  • 業績修正の有無: なし

来期業績予想

項目 来期予想(百万円) 今期通期実績比
売上高 9,867 +115.7%
営業利益 620 +94.4%
経常利益 617 +92.8%
純利益 373 +72.7%

来期業績予想は、売上高と営業利益が前年比でそれぞれ7.1%、10.2%の増加を見込む一方、純利益は13.8%の減少が予想されている。この予想は、業界の成長ペースに合わせたものであり、保守的な見方と評価される。

分析

売上高は前年比で1.7%の増加となったが、これは印刷業界全体の成長率と比較してやや控えめな伸びである。一方、営業利益と経常利益はそれぞれ26.5%、26.2%と大幅な増加を記録しており、これはコスト管理の改善や生産効率の向上が功を奏した結果である。特に、大口以外の得意先の売上高が増加したことや、利益率重視の経営方針が反映されている。

純利益が前年比で7.0%の減少となった理由としては、営業外費用の増加や、投資関連の費用が要因と考えられる。また、来期予想では純利益が減少する見込みとなっており、これは今後の投資や研究開発費用の増加が影響している可能性がある。

業界平均の営業利益率は6.0%であるが、プリントネットの営業利益率は7.0%と、業界平均を1.0ポイント上回っており、高い収益性を示している。これは、自社工場での印刷生産体制や、ラクスルとの提携による販路拡大が寄与していると考えられる。

今後の注目点としては、九州第二工場の増設による生産能力の拡大や、DXPOなどの展示会への出展による認知度向上が、今後の成長にどのように寄与するかが挙げられる。また、ESG経営の推進や、中小印刷業者とのWin-Win関係の構築が、持続可能な成長の基盤となるかが重要である。

海外投資家が誤解しそうな点としては、日本企業の「利益率重視」の経営方針が、短期的な利益の減少をもたらす可能性があることや、日本特有の「セグメントごとの業績分析」が、海外の投資家にとって理解が難しい点が挙げられる。


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